ゴルファーの皆さん、腰の痛みに悩まされていませんか?
ゴルフにおいて腰の痛みは非常に一般的ですが、その原因は腰そのものだけではないかもしれません。
今回は、腰の隣接関節、足部、そして腹筋の機能低下が、なぜゴルファーの腰痛につながるのかを深掘りし、その対策をご紹介します。

1. 腰の隣接関節(胸郭・股関節)の可動性低下
ゴルフのスイングは、足が地面に固定された状態で、体幹の強い回旋動作を要求します 。しかし、腰の骨である腰椎は、構造上、回旋可動域が非常に狭い関節です。脊椎全体の回旋可動域 90°のう
ち、腰椎の回旋はわずか 5°とされています。スイングにおける回旋動作のメインは、腰椎の上下に位置する胸郭と股関節が担っています 。もし、これらの隣接関節(胸郭・股関節)の回旋可動域に制限がある状態でスイングを行うと、本来回旋をほとんどしない腰椎に過度な負担がかかり、腰痛につながりやすくなります 。
2. 足関節・足部の可動性・機能低下
ゴルフのスイング中、私たちの足裏はほとんどの場面で地面としっかりと接し、スイングを行う際の重要な固定点となってくれています。
しかし、足裏での固定点がしっかりと作れないと、スイング動作にブレが生じてしまいます 。このブレがある状態でスイングを続けると、本来の関節の軌道から外れた動きとなり、腰への負担が不必要に増大し、腰痛の原因となるのです。
3. 腹筋の機能低下が腰の不安定性を招く

肋骨と骨盤の間には、骨としては腰椎(腰の背骨)しか存在せず、その他は内臓と筋肉がほとんどで
す。対して腰の上下にある胸郭や骨盤は骨がリングのように取り囲まれた構造で安定しており、腰回りの構造は胸や骨盤周りと比較してかなり不安定な状態にあります。
この不安定な腰回りを守ってくれているのが、私たちの「腹筋」です。腹筋は、腕や足の動きよりも先に活動することで、体幹の安定性を確保する役割を担っています。実際に、肩屈曲運動(バンザイの動き)に先行して腹横筋・多裂筋が収縮することが報告されています。
また、腰痛患者ではこの腕や足の動きに先行した腹筋の活動が遅延することが示されています。この
ように腹筋の機能が低下すると、体幹の安定性が損なわれ、腰椎や背中・腰の筋肉にかかる負担が
増し、腰痛につながる可能性が高まります。
腹筋の状態チェックと対処法
ご自身の腹筋の状態を簡単にチェックしてみましょう。
✅肋骨の形態
腹筋がしっかり機能していれば、肋骨が引き締まっています。もし腹筋が機能していなければ、肋骨が締まりにくくなり、「リブフレア」と呼ばれる肋骨が浮き上がった状態になることがあります。

・息を吐きながら痛む動きを試す
腰痛が出る動きを、息を吐きながら行ってみてください 。もし腰痛が軽減するようであれば、腹筋の機能低下による影響が示唆されます。
これらの問題に対処するための具体的な対策は以下の通りです:
✅胸郭の可動性改善


深呼吸を取り入れながら、胸郭を大きく動かすストレッチを行います。
✅股関節の可動性改善


股関節の回旋を制限するお尻の筋肉のストレッチを行いましょう。
✅足部の可動性改善


踵を固定した状態で前足部の可動性を改善したり、足指間の開きを改善したり、足指から前足部をぐるぐる回したりして可動性を高めましょう。また、足指のトレーニング(足指を曲げる筋肉のトレーニングや、母趾・小趾で地面を固定するためのトレーニング)も有効です。
✅腹筋の強化

深呼吸で肋骨を締めるための腹筋トレーニングなど、インナーマッスルを意識した腹筋運動を取り入れましょう。
これらの対処法を取り入れることで、腰痛を軽減し、安定したゴルフスイングを目指しましょう。
店舗情報
店舗名
青山筋膜整体 理学BODY 立川店
営業時間
8:30~22:00
住所
〒190-0012
東京都立川市曙町2-31-4 レジス立川曙町502
アクセス
JR立川駅 徒歩6分
電話
050-3171-3460
本記事は、インドアゴルフ練習場「八王子ゴルフ」が運営する「八王子ゴルフニュース」編集部が提供しています。
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